2/16/2008

(CABO DA ROCA)ユーラシアのはて


今回なぜポルトガルに向かったかというのは前にも書いたように基本的には何の目的のなく感で決めたようなものですが、ただ一つ、ユーラシアのはてに行ってみよう、という気持ちはあったのです。私自身、結構、突端マニア的なところがあり、いままで、アフリカ大陸、北米、南米、オーストラリア大陸、数々の小さな島国、やらの最突端(東西南北)を機会あるごとにせめてきました。当然のごとながら本当の最突端をせめることの難しいところもあったりするので、緯度、経度のこの辺までは、とか考えて行くのですが。まあ冒険家として生活しているわけではありませんしその地での仕事もありますからね。そんな訳で今回はユーラシアで一番、緯度経度の高い最西端になったというところです。まあだいたいどこでも同じ様ですが、何もありません。風が吹きすさび、目の前はひたすらつずく海、そういった所がほとんどです。このロカ岬やらアフリカ希望峰のようなところはしっかりと名前入りの証明書とか発行してくれるのでお土産にはいいでしょう。こういった突端は夕日がきれいなところも多いのですが、以前ポリネシアの何もない突端で夕日の沈むのをみていて、日が沈んだあとに出ることがある、グリーンフラッシュというのを見たことがあります。暗くなった空に水平線からグリーンの光の筋が空に向かって延びています。これをみると幸運といわれますが、なにか幸運なことがあったかというと定かではありませんが、こういったところで夕日が沈むのを見て一番気をつけなければならないのが帰りです。だいたい街灯などないですし、夜で治安が悪くなっていたり、一度、野犬のむれに あったこともあります。ハンドライトは必需品です。突端は何もないのですが、風を感じ、旅のことなど少し振り返ったりするのが心地よいですね。

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