写真がデジタルになって楽になったことのひとつに、旅をしながらの撮影しやすさや、整理のしやすさなどもあります。フィルムだったころは、仕事ではなくプライベートな旅だったりすると、カメラさえ持たずに出かけていることもありました。それは、撮影のための旅ではないと、考えていたからですが、いまから思えば、撮っておけばよかったと感じることもありますが、その当時でしたら、やっぱり撮影して帰ってきてからも、膨大なフィルムの山に埋もれてしまったでしょう。実際、仕事でも、使用するのは、十数分の一ぐらいです。とくに仕事内容と関係が薄いものなどは、埋もれていってしまいます。そして、自分の記憶の中からも消えていたりします。そういったものの中に、気に入ったものがあったりもしますが。写真を撮るということと、旅の中で、見ていることとは、自分の中で、違う感で動いているように感じます。写真ばかりを撮ろうとおいかけていると、結果、なにも、見ていないことに気がついたりすることもあります。写真を撮ることが楽になった今、どう旅を感じ、見ながら、撮影をするかの模索でもありますね。
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