言わずと知れた、アンコール遺跡群の中のタプローム寺院です。よく見かけるる写真かと思いますが、やっぱりこの迫力に押され撮ってしまいます。こういったものを見ると、遺産保護と自然保護の難しさを感じますね。個人的には、ちゃんとした調査もしながらこのまま木に呑まれていくのがいいかと感じますが。遺産がダムやら酸性雨やら排ガスやらで朽ちていくのとは違う気がします。以前、ストリートアートを考える時があり、町にあふれる変なオブジェとかでなく、こういった人工的に作られたものと、自然のものとが、時を得ることにより変化していくものが作れないかと考えたことがあり、言ってみれば、石を食い込む盆栽のようなものです。 しかし、このタプローム、雨が降った後に行くと苔でめちゃくちゃすべりますね。それでも、この状態で見る価値はあります。まさに”解体と再生”です。
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